第22回:季節ごとの売上アップ戦略
カフェズライフのカフェ開業講座|実践型カフェスクールのブログ
季節戦略の基本:限定メニュー × イベント × プロモーション
同じ商品ラインナップだけでは季節変動を吸収しにくく、集客の山谷が大きくなります。四季の味覚・行動心理に合わせて限定メニューを設計し、地域行事や店内イベントと連動。さらにSNS・LINE・店頭POP・店内導線で一貫した伝達を行うことで、来店動機とリピート頻度を高められます。
- 限定メニュー:季節素材・提供温度・色合い・写真映えを設計(仕込み量は短期限定で希少性を演出)
- イベント連動:地域行事(桜・花火・紅葉・クリスマス)、校区の記念日、商店会施策と連携
- プロモーション:Instagram先行告知、LINE先行クーポン、Googleビジネスプロフィールの当日更新、店内POP
春:新生活・お花見ニーズの取り込み
推し素材:桜/抹茶/いちご メニュー傾向:軽めのランチ、テイクアウトドリンク、華やかなスイーツ
- 限定メニュー例:桜モンブラン、抹茶ラテ、春のサンド&スープセット、いちごパフェ(小容量版あり)
- 販促施策:入学・就職の「お祝い」需要を捉えたセット割。近隣の桜スポット地図を掲示し「行き帰りで寄れる」導線を訴求。
- SNS運用:先行ティーザー→試作品投票→当選者に先行試食。UGCは「#桜スイーツ」「#春限定」で統一。
夏:冷たいドリンクとテイクアウト強化
推し素材:シトラス/トロピカル/ミント メニュー傾向:炭酸・コールドブリュー・かき氷・スムージー
- 限定メニュー例:コールドブリュー×シトラスソーダ、ミントレモネード、フルーツかき氷、ヨーグルトスムージー
- 販促施策:夏祭り・花火大会日に合わせたテイクアウト限定。保冷スリーブ・持ち歩き容器で差別化。
- 集客導線:Googleビジネスプロフィールで「テイクアウト可/当日メニュー」更新。レシートに次回100円引きを付与。
秋:旬食材と滞在価値(読書の秋)
推し素材:栗/かぼちゃ/さつまいも/りんご メニュー傾向:焼き菓子、温かいスープ、ペアリング提案
- 限定メニュー例:スイートポテトタルト、パンプキンラテ、アップルシナモントースト+デイリースープ
- 販促施策:「読書の秋」割(本持参でドリンク50円引き)。コーヒー×焼き菓子のペアリングセットで客単価を底上げ。
- 店内演出:味覚マップPOP/おすすめ滞在席案内。長居歓迎時間帯を明示し、混雑帯は短時間メニューで回転最適化。
冬:イベント商戦(クリスマス・バレンタイン)で客単価最大化
推し要素:ホットドリンク/濃厚スイーツ/ギフト需要 メニュー傾向:予約制・数量限定で希少性を演出
- 限定メニュー例:スパイスホットチョコ、ガトーショコラ、シュトーレン、焼き菓子ギフトボックス
- 販促施策:ホールケーキは事前決済の予約制。受け取り導線を店外まで表示し混雑を緩和。ギフト同時購入でセット割。
- SNS運用:製造過程を分割投稿(ティーザー→完成→予約締切告知)。LINEは常連向け先行予約で優遇。
販促オペレーション:失敗しない進め方
- 告知設計:発売7日前ティーザー/3日前に価格・数量・提供時間を確定告知/当日は在庫速報(ストーリーズ)
- 提供期間:7〜14日の短期で限定感を強調。完売報告を出して希少性を補強
- 導線設計:入口POP→レジ横ミニサンプル→テーブルテント→退店時クーポンで回遊と再訪を接続
- KPI記録:日別販売数・天候・客数・客単価・SNS反応を管理し、翌季の仕込み量・人員配置に反映
ミニ事例:限定メニューでの売上シミュレーション
例)限定ドリンク650円を14日間、1日40杯販売。フード同時購入率30%(+350円)。
売上=650×40×14 + 350×(40×0.3)×14 = 422,800円。原価率30%・人件費22%でも販促原資を確保しやすく、回収しながら認知拡大が可能。
次回予告:季節イベント・限定メニュー・プロモーションの活用法を具体的にご紹介します
次回は、季節イベントの選び方、限定メニューの作り分け、SNS・LINE・店頭の連動設計を具体事例とチェックリストで解説します。
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