こんにちは、カフェズライフです。
今回のテーマは、「カフェの空間づくりと動線設計」。
カフェは“居心地を売る商売”ともいわれるほど、空間設計の良し悪しがリピート率・滞在時間・客単価に直結します。
コーヒーやフードが美味しいのは大前提。ですが、お客様が「また来たい」と思う最大の理由は“居心地の良さ”だといわれています。
ある調査(※株式会社リクルート「飲食店のリピート理由調査」)によると、
飲食店を再訪する理由として「空間の快適さ」を挙げた人は50.2%にも上ります。
つまり、空間づくりは単なるデザインではなく、集客力・売上・ブランディングすべてに影響する経営戦略なのです。
通りすがりのお客様に「ここ、入ってみたい」と思ってもらうには、以下の3点が重要です。
例えば、自然素材をベースにしたカフェであれば、看板や植栽、外灯も木やグリーンで統一すると「世界観」が完成します。
また、黒板メニューや手書きのPOPは、パーソナルな印象を与えるため、街角のカフェには特におすすめです。
室内に一歩入ったときの印象が「また来たい」か「一度でいいや」かを決めると言っても過言ではありません。ここで大事になるのが「視線」と「距離感」の設計です。
居心地の良さを左右する主なポイント:
これらは心理学的にも裏付けがあり、特に“パーソナルスペースの確保”は、顧客満足度に直結する重要要素。
また、テーブルとイスの高さのバランスが悪いと、無意識にストレスを感じ、滞在時間が短くなります。
「なんとなく回しにくい」「一人営業がしんどい」と感じているカフェには、共通して“動線の設計ミス”があります。
動線設計で重視すべき基本原則:
また、オーダー導線と提供導線が交差しないレイアウトにすると、少人数運営でもストレスなく対応可能になります。
このような動線は、ファストフードチェーンやコーヒースタンドでも徹底されているほど、経営に直結する部分。
自分が働く立場として「どれだけ無駄なく動けるか?」を図面の段階から意識することが重要です。
カフェは単なる“コーヒー提供の場”ではなく、空間ビジネスです。
「お客様がどこに座って、何を感じ、どんな行動をとるのか?」を想像しながら、ひとつひとつの要素を丁寧に設計していきましょう。
次回は「カフェ開業資金の計画の立て方と融資のリアル」についてご紹介します。
「開業資金はいくら?」「融資って本当に通るの?」そんな疑問にお答えしますので、ぜひご覧ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!